2006-04-13 Thu
こんばんは。今週は雨が降りやすいようですね。
オムニコートなら雨がやめばすぐテニスができますが、クレーコートはなかなか乾かず、
すぐに練習開始というわけにはいきませんね・・・。
昔、高校生のころ、雨が降ったら体育館で練習してました。
でも、体育館は別の部が使用していることが多く、
そんなときに行っていたのが、校舎の階段を利用した「フォロー練習」でした。
試合の中でおこるさまざまなシーンを想定しながら、実戦を意識して練習するのがいいと思うのですが、
フォローだけを取り出して練習することは、なかなかしないと思います。
コートで打てるなら、もっと別の練習に時間を割いたほうがいいし、
部員が多かったり、時間がなかったりするとなかなか難しいですものね。
そこで、雨の日です。
外で練習できないときに、このフォローだけをじっくり練習しておくのです。
あげボールの担当者は、階段の5段くらい上にすわり、
フォロー練習する人はいちばん下に立ちます。
ボレーの構え(グリップは胸からおへそくらいの位置、左手はいちょうの部分を軽くもつ)から
グリップエンドを中心にしてそのままラケットのヘッドを下げた状態が待球姿勢です。
左手はいちょうの部分に軽く添えたまま。
いわゆる「裏面」を相手にむけている形です。
あげボールの人は、ラケットでボレーするようにボールを出します。
(最初のうちは、手でゆるいボールをあげても可です)
構えているラケットのガットをめがけて、
そして慣れてきたら徐々に前後左右に動かしていきます。
フォローする人は、ラケットを振ってはいけません。
インパクトの瞬間にグリップをキュッと握るだけという感覚をつかむようにします。
身体から遠い場合は、添えていた左手はラケットから離れ、右手一本でのフォローになりますが、
身体に近いボールはできるだけ左手を添えたままでフォローするほうが安定すると思います。
50本×3セットとか1分×5セットとか、ひとりずつ本数や時間を決めて交代で練習します。
このフォローだけを取り出した練習を、経験しておくのと経験していないのとでは、
いざ本番の試合でのフォロー処理や、ネット際でのちょっとしたボールの処理に差がでます。
あわてずに落ち着いて処理できるのです。(と私は思うのです)
応用バージョンは、少し広い場所を使い、
あげボールの人が動いてボレー(あげボール)するのを、追ってフォローします。
相手前衛がポーチに出てきた動きにあわせて自分も動き、そしてフォローするという練習です。
相手前衛が「おりゃ~っ」という勢いでポーチしてきたのを、
平然とフォローして逆ポイントした日には、そりゃ、痛快でございます。
ガッツポーズにも自然と力が入りましょう。
フォロー練習するときには、それを楽しみに励みませう♪